2019.07.31

インタビュー| 井門 幹晴

取締役 企画部長

井門 幹晴Mikiharu Imon

Profile

2014年入社

2012年に日本大学芸術学部を卒業。2018年に札幌アポロ株式会社の取締役に就任。現在は主に人や組織に関わる業務や全社的なプロジェクトに関わる業務を行なっており、「札幌アポロ株式会社を北海道で一番働きたい会社にする」というビジョンを掲げながら日々仕事に取り組んでいます。

Interview

60周年を迎えて、今のお気持ちを聞かせてください。

井門

純粋に嬉しい気持ちです。株式会社である以上、「永続する組織であること」が大きな命題の一つです。60年にわたって事業を継続できているということは、それだけ長い間地域の皆様のお役に立つことができているという証とも受け取れるため、とても誇らしいです。仮に私が先代の社長が退任した年齢まで仕事を続けられれば、ちょうど札幌アポロ株式会社の100周年を見届けることができます。キャリアを終えたときに「生涯をかけて100年続く会社をつくった!」と胸を張って言えるように、更に気を引き締めて仕事に取り組んでいきたいです。

新たなミッション『地域とわくわく、地域にあんしん、地域へまっすぐ』にはどのような思いが込められていますか?

井門

まず前提として、このミッションを考えるにあたり、改めて社員と「札幌アポロの価値」について長い時間をかけて議論をしました。『地域とわくわく、地域にあんしん、地域へまっすぐ』という言葉は、この議論の中で出たキーワードを基にして作られた言葉です。受け取る人によって様々な解釈の仕方があって然るべきですが、私は「地域に寄り添ったサービスを提供し続ける」「お客様の暮らしを豊かにする」「自分たちも楽しんで仕事をする」「プロフェッショナルとして、お客様の安心・安全を第一に考える」「誠実である」「人として正しい行ないをする」といった思いが込められていると捉えています。

入社してから現在に至るまで、感じている“変化”はありますか?

井門

2014年に入社したため、今年(2019年)で5年目になります。社内のことに関して言えば、この数年で大小様々な業務改善を行なったので変化したことばかりです。私が入社した時はコーポレートサイトすら存在しなかったので…(笑)そういう意味で、一番変化したのはスピード感かもしれません。仕事のスピード、改善のスピード、新しい取り組みを始めるためのスピード・・・ありきたりな言葉ですが、時代に合わせて変化することでいつまでも変わらない札幌アポロ株式会社で在りたいと考えていますし、そのためには今後もより一層スピード感を持って取り組む必要があるとも考えています。

堅苦しい質問は一旦置いておいて、プライベートの過ごし方をこっそり教えてください。

井門

普段の休日は子供と戯れたり、家族で美味しいものを食べに行ったりが多いですね。連休や長期の休みは道内の温泉を巡ったりもします。あと、最近は、自転車の「eスポーツ」を始めたいと考えています。元々自転車に乗るのが趣味だったのですが、北海道だと乗れる時期が限られてしまって少し遠ざかっていました。eスポーツであれば、ロードバイク等のスポーツ自転車を専用のアプリと連動させるだけなので冬場は自宅でも乗ることが出来る上に、世界中の人たちと一緒に走ったり競争ができたりするので魅力的だと感じています。

日頃、仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

井門

楽しく仕事をすることです。つまらなそうに仕事をしている人の下で楽しく仕事はできないと思いますし、日常の大半を占める仕事の時間が楽しく充実したものでなければ、人生もつまらなくなってしまいます。そして、仕事を楽しむために常々意識しているのは、自分が影響できることと影響できないことの線引きを正しく行ない、影響できることだけに集中すること。わかりやすく極端な例を挙げるのであれば、天気のように自分の力で影響できない事柄に左右されないということです。仕事においては、自分の力だけではどうにもできないことがたくさんありますが、そうした事柄に対しては、「ただ受け入れる」「影響できる人の力を借りる」という選択をします。自分が影響できることに集中していれば、自分の力でできることは増えていくので自然とたいていの課題は解決できるようになります。仕事以外でも大いに役に立つ考え方です。

札幌アポロはどんな社風ですか?

井門

馬鹿真面目な社風です。(笑)この「馬鹿真面目」という言葉は、先述のミッションを考えるための議論のときに社員から出てきた単語です。「真面目かどうか」を採用の大事な基準の一つに設定している影響も大きいですが、それにしても札幌アポロの社員は真面目な人が多いと思います。これをやりましょう!とルール作りをすると、力を合わせてきっちり運用してくれます。ほんの一例ですが、Web系でもなんでもない会社の社員ブログが約5年も続いているのも真面目な証です(笑)

社員にはどのように働いてほしいですか?

井門

ただ漠然と働くのではなく、ただ闇雲に頑張るのではなく、目的意識や目標を持って働いてほしいです。目標を持たずに働くと"楽"ですが、目標を持って働くと"楽しく"なります。仮に「人生で一番充実していたのはどんな時ですか?」と質問されて、「○月○日に家でだらだらしていたときです」と答える人はほぼいません。たいていは仕事や部活や趣味に一生懸命打ち込んでいた時やそれによって何かしらの成果が得られた時、と答えるはずです。楽しく充実した時間を過ごすことと、"楽"に過ごすことは似て非なるものです。同じ働くのであれば、個々人が目的意識や目標を持って、"楽"ではなく楽しく働いてもらいたい。そうすることで、社員一人一人が成長し、それが会社の成長にも繋がっていくと考えます。

さいごにメッセージをお願いします。

井門

札幌アポロ株式会社が約60年にわたって事業を続けることができているのは、お客様はもちろん、取引先や社員も含めた関係者の皆様のおかげです。この場を借りて改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。60年は人間で言えば還暦です。干支が一周することを「歴」が「還る」と表現しており、このことから60という数字には生まれ変わるという意味もあります。60周年を機に社名やCIを一新して、新元号とともに生まれ変わった札幌アポロ株式会社を今後ともどうぞよろしくお願い致します。