2020.08.13

LPガスへの燃料転換のご案内

こんにちは、好きな食べ物は炒飯!の販売課中岡です。
【前回の記事「低濃度PCB廃棄物の処理」を読む】
 
今回は当社の企業理念“まっすぐ”をテーマに、当社で特に力を入れている「LPガスへの燃料転換」のメリットを分かりやすくお伝えします!
燃料転換とは現在ご使用中の燃料から他の燃料に切り替えること。
 
【メリット1】LPガスへの燃料転換でコストと手間を削減
お客さまより「燃料を重油(もしくは灯油)からLPガスに変更すると料金が高くなるのでは…?」とご質問をいただくことがあります。実際に札幌市内の福祉施設で行なったA重油からLPガスへの燃料転換では、ランニングコストだけでも年間49.3万円ものコストカットを実現しております。


A重油使用量 130Kℓ/年
LPガス使用量 96.6t/年
コストメリット 493,000円/年

(2020年1月時点ランニング計算)
 
この他にも、消防法上では、A重油等の地下タンクは設置から15年経過すると漏洩検査の実施頻度が1年に1回以上必要になります。特に設置から40年経過したタンクには流出防止対策として高額な腐食対策が必要なため、これらのメンテナンス費とともに管理業務による負担も削減できます。
また、もともとLPガスは石油と同様に中東依存度が高く、国際情勢の影響を受けやすいという地政学的なリスクがありました。しかし、シェール革命に伴う天然ガス田の世界的新規プロジェクトの立ち上げにより、LPガスの産出量が増加し、アメリカ・カナダ・オーストラリア等からの輸入が増えています。
※シェールガスには、LPガスの主成分であるプロパン・ブタンが含まれています。
これによって地政学的なリスクは減少し、安定した供給源を確保できるようになったため灯油やA重油と比較しても現在は価格の変動が少なくなっています。
 
【メリット2】災害に強いLPガスでBCPを強化!
LPガスへの燃料転換を行ない、LPガスの優れた特長を活かすことでBCP(事業継続計画)を更に強化できます。
LPガスは1戸ごと個別に供給しており、緊急時に供給が止まってしまっても設備の点検が短時間で済みます。設備に損傷が見られる場合でもその場で修理もできるので復旧が早いのが特長です。
2014年に閣議決定されたエネルギー基本計画においても、LPガスは「災害時にはエネルギー供給の『最後の砦』となる」と明記されており、停電してしまった際にもLPガス用発電機を稼働できれば、緊急時でも事業の継続に欠かせない電気や電化製品等もご利用いただけます。

 
LPガスの各種設備(供給・発電・空調設備)や調理器具等にかかる費用は、補助金制度をお使いただくことでイニシャルコストを抑えることも可能です。
燃料転換によるランニングシュミレーション、BCPの強化や補助金についてもっと詳しく知りたいという方は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。いただいたご質問・ご相談は、営業担当者が責任を持って対応いたします!
(燃料の用途や設備環境によって、最適な燃料・設備は異なります。LPガスへの燃料転換以外の可能性も含めて幅広くご提案させていただきます。)