2024.06.21
【道内限定】廃食油由来「出光バイオディーゼル5(B5軽油)」取扱開始!【建設・運送業 必見です】
北海道内で燃料&潤滑油を販売する札幌アポロ株式会社です。
この度、出光から北海道内限定で「出光バイオディーゼル5」が取扱開始となりましたので解説します!
【目次】
1. 「出光バイオディーゼル5」とは?
2. ご使用方法
3. 鹿島建設の使用事例
4. 注意点
5. 購入方法
6. 廃食油を排出されている事業者様へ
7. 参考資料
1.「出光バイオディーゼル5」とは?
「出光バイオディーゼル5」は2024年6月18日に出光興産がリリースした、バイオディーゼル燃料を5%混合した軽油の名称です。「B5軽油」とも呼ばれるこの軽油は、消費してもバイオディーゼル燃料5%分の二酸化炭素が事業者の排出量にカウントされないうえ、更に5%分の軽油消費量を削減することができます。
これまで「B5軽油」の普及には、①原料となる廃食油を確保すること、②製造設備を用意し、品質を確保すること、③供給体制を構築すること、の大きく3つの課題がありました。そこで、北海道に製油所を持つ出光興産が中心となり、廃食油の調達、B5軽油の製造、品質管理をおこない、現場までの供給を出光の特約販売店のネットワークを生かすことでサプライチェーンを構築するまでに至ったという訳です。
2.ご使用方法
「出光バイオディーゼル5(B5軽油)」の用途は主に4つです。
・トラック
・建設機械
・発電機
・自動車
使用方法は通常の「軽油」と同じです。現在お使いの軽油と混ざっても問題ありませんし、冬期間でも安心してお使いいただけます。一般的にご使用の全ての燃料を置き換える場合はほとんど無く、貯蔵タンクに一部B5軽油を受け入れたり、B5軽油専用の給油取扱所を設置する等して、必要なCO2削減量分をご注文いただくことを想定しています。
3. 鹿島建設の使用事例
実際に鹿島建設株式会社の工事現場で使用する建設機械および発電機向け燃料として、この「出光バイオディーゼル5(B5軽油)」が使用されます。鹿島建設では、2030年のバイオディーゼル燃料転換率を65%にすることを目指しており、「出光バイオディーゼル5(B5軽油)」が脱炭素に向けて重要な燃料になることは間違いありません。
(鹿島建設HPから引用 “2050年に向けたKPIと目標”)
4. 注意点
B5軽油の製造にはバイオディーゼル燃料の原料となる「廃食油」の回収量を確保することが重要です。そのため、通常の軽油と異なって供給量が限定されることから、今後 一般的な軽油が全てB5軽油に置き換わることは無いでしょう。
「出光バイオディーゼル5(B5軽油)」の製造設備は需要に合わせて増強されることになっておりますが、上記供給量の問題から、「出光バイオディーゼル5(B5軽油)」にご興味のある事業者様は早めにご相談ください。
5. 購入方法(北海道のみ)
「出光バイオディーゼル5(B5軽油)」は現在北海道内のみでご購入いただけます。出光興産の特約販売店を通してのご購入になりますので、1度下記の弊社連絡先までご相談ください。
出光興産 特約販売店
札幌アポロ株式会社 販売課
hanbaimaga@sapporo-apollo.co.jp
011-532-5711
6. 廃食油を排出されている事業者様へ
前述しました通り、B5軽油の製造にはバイオディーゼル燃料の原料となる「廃食油」の回収量を確保することが重要です。
現在、北海道内で廃食油を排出されている事業者様は是非1度ご連絡ください。出光興産担当者とお伺いさせていただければと存じます。
7. 参考資料
・(外部サイトへのリンク)北海道でバイオディーゼル燃料を活用したB5軽油の供給・使用を開始(PRtimes)