2025.01.17
給排気筒が雪で埋もれないよう注意しましょう!
お使いのストーブやボイラーなどの給排気筒がどこにあるかご存じですか?下の画像のように外壁にある筒が給排気筒です。FF式と呼ばれる給排気筒は、燃焼するための新鮮な空気を屋外から取り入れ、燃焼後に発生する排気ガスを屋外へ排出する設備です。
大雪が降った時に気を付けたいのが、この給排気筒が雪に埋もれてしまう事です。特にストーブは低い場所に給排気筒が付いている事が多いため、降雪や落雪により埋もれてしまう可能性が高いです。埋もれてしまったまま燃焼機器を使用すると、次のような事態が起こる危険性があります。
・安全機能が付いている機器であればエラーで停止し、ストーブやお湯が使えなくなってしまいます。
⇒ストーブがエラーになった際は、給排気筒周りを除雪する事で正常に使用できる可能性があります。
・排気ガスが室内へ流れ込み不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生します。
⇒一酸化炭素を含んだ空気を吸い込むと「一酸化炭素中毒」となり、大変危険です。一酸化炭素は無色・無臭の気体で、少量吸い込むだけでも頭痛や吐き気が見られます。さらに深刻な症状になると、死に至ることもあるため十分な注意が必要です。
来週1月20日は大寒です。一年で最も寒い時期になります。給排気筒が雪に埋もれないよう除雪をし、万全の準備をして安全で快適に過ごしましょう。