2021.03.12

暖房機の調子が悪いときの対処方法

こんにちは、白石営業所の今井です。
 
3月になりましたが、北海道では寒い日が続きますね。
まだ、暖房機を毎日フル稼働している方が多いと思います。そんな暖房機がある日突然、点火しない・暖房機の液晶画面にエラーコードが表示されたら、まずは故障を疑いますよね…。
しかし、暖房機の不具合の原因は必ずしも“故障”だけではなく、ほんの少しお手入れをすれば改善する場合もあるのです!
 
今回は、暖房機をお使いの皆さまにぜひ知っていただきたい、暖房機の調子が悪いときのチェックポイントと対処方法をそれぞれご紹介します。

 
《ガス暖房機・灯油暖房機 共通》
【チェックポイント】
暖房機の付属フィルターに埃が溜まっていませんか?
【対処方法】
フィルターに埃が溜まってしまうと暖房機が燃焼する際に必要な空気量を十分に取り込めなくなり、運転が止まってしまいます。そのため、フィルターに付着した埃を掃除機で優しく吸い取るか手で払ってきれいにすることによって改善できます。
 
【チェックポイント】
暖房機にカーテンや布等が触れていませんか?
【対処方法】
カーテンや布等が暖房機のセンサーに触れている場合、正常に運転しない可能性があります。そのため、暖房機に触れないようにカーテンをまとめたり、かかっている布をよけることで改善できます。
 
 
《ガス暖房機》
【チェックポイント】
・暖房機、もしくはそれ以外のガス器具を長時間使っていませんか?
・暖房機以外のガス器具、コンロや給湯器等も使用できなくなっていませんか?
・ガスメーターの液晶画面に「AC」と表示されていませんか?
  
いずれかの項目に該当する場合は、暖房機の燃料となるLPガスの供給がストップしている可能性があります。
 
【対処方法】
ガス器具(暖房機やコンロ等)を長時間使用した際、安全装置が作動して自動的にガスの供給が止まってしまうことがあります。このとき、ガスメーターの液晶画面には「AC(ACガス止め)」と表示されます。
AC表示の原因が器具の長時間使用によるものだと明らかに分かっている場合のみ、お客さま自身で復帰操作をしていただけます。詳しい復帰方法は「LPガス利用上の注意点」のページをご確認ください。
  
このAC表示が解消されることによって、暖房機をはじめとするガス器具を再度お使いいただけるようになります。
もしも「AC」以外のエラーコードが表示される場合は、当社の担当者が点検に伺いますので必ずご連絡ください。
 
 
《灯油暖房機》
【チェックポイント】
・暖房機を昨シーズン(数か月)ぶりに使っていませんか?
・暖房機の液晶画面にエラー番号「1」「2」「4」いずれかが表示されていませんか?
・暖房機から“コンコンコン…”と音がしていませんか?
いずれかの項目に該当する場合は、暖房機の燃料となる灯油が流れるホースの元栓が閉まっている可能性があります。
 
【対処方法】
元栓が開いているかを確認しましょう。この際、ホースの接続部の緩みやホースのひび割れが無いかも確認してください。
ホースが暖房機に正しく接続されていなかったり、ホース自体が劣化しているとひび割れ部分から灯油が漏れてしまう恐れがあります。不安な方は担当営業所までご連絡ください。
 
 
元栓が閉まっている場合、元栓を開けて10分ほど経ってから再度電源をつけて点火するか試しましょう。元栓が開いているにも関わらず、暖房機が点火しない場合はリセットボタンを押してください。(リセットボタンが無い暖房機は、電源を一度切り再起動することで改善される場合もございます。)
リセットボタンは暖房機本体の右側面にあることが多いです。リセットボタンを押すときは、暖房機の電源を切り、赤色の矢印部分にある赤色のボタンを1度だけ押してください。

≪注意≫リセットボタンを押し続けてしまうと灯油が溢れる危険があるのでご注意ください。
 
 
今回ご紹介した方法で対処しても暖房機の不具合が改善されない、もしくは他のエラー番号等が表示されている場合は、暖房機本体が故障している可能性があります。暖房機から異音や異臭がする等、『いつもと様子が違う』と感じたらお早めに担当営業所までお電話ください。
 
また、こうした暖房機の不調は例年、“昨シーズンぶりに暖房機を使い始めるタイミング”で判明することが非常に多いです。暖房機を冬場使い始めるときにスムーズにお使いいただくためにも、夏場の内に暖房機のメンテナンスを済ませておくことをオススメします。
当社供給物件にお住まいのお客さまでしたら、点検サービスを無料で実施しております!点検をご希望の方は、担当営業所へお電話もしくは、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。担当者が責任を持って対応いたします!