2024.09.03
入居時のガス点検って何やってるの?
LPガスの供給物件に入居したことがある方は、入居時に行うLPガスの「供給開始時点検」に立ち会った経験があるかと思います。供給開始時点検や4年に一度の保安点検は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」で実施が定められています。ガス会社のスタッフがお客様のお家にお伺いして点検を実施しますが、家の中に入ってどんな作業をしているのか?どうして必要なの?と不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、ガス点検の内容についてご紹介いたします!検査や各種ご案内を合わせて所要時間はおよそ40~60分です。
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【ガスメーターの確認】
まずは部屋の外のガスメーターについて次の項目を確認し、ガスメーターを起動します。
・期限
・製造番号
・最初の指針
・お部屋のガス使用量
・エラー表示の有無
【配管とガス器具の調査】
次にお部屋の中でキッチンのガスコンロ用のガス栓を利用して検査をします。この際、検査を行う間にご記入いただきたい書類についてご説明いたします。また、簡単に問い合わせができる公式LINEやWEB上で明細を確認できるアポロナビなど便利なサービスもご紹介しますので、ぜひご登録ください!
■ガスの漏洩検査
ガスメーターからお部屋の中までの配管とガス器具(ガスコンロ・給湯器・ストーブ)に普段流れているガスより多くの空気を入れて、空気の漏れが無いか確認します。
■ガス器具の確認
ガス器具が安全に使えるかを確認します。年式や製造番号、設置状況などを確認し、古くて故障しそうな器具は修理や交換ができるかお調べします。
※古い年式の器具は部品が無く修理ができない場合もあるため、故障した時のことも考慮して点検をします。
テーブルコンロがある場合はお申し出ください。無償でコンロを設置し、設置したコンロも含めて検査を行ないます。後日再訪問してコンロを設置する場合は有償(消費税込 2200円)ですので予めご了承ください。
■ガスの燃焼検査
ガスの圧力を検査します。圧力が低過ぎたり高過ぎたりすると不完全燃焼や異音、火が付かない等の不具合が起きてしまうため、圧力が正常か確認します。配管にガスを流して、ガスを使っていない時の圧力・ガスをたくさん使った時の圧力・ガスを止めた後の圧力が基準より低かったり高かったりしないかをガス器具を使いながら調べます。ガスコンロやストーブの火が付くか、全部の蛇口からきちんとお湯が出るかも確認します。
※お湯が出るかの検査で水道を使用しますので、検査前までに水道の開栓をお願いいたします。弊社で通水は行っていませんので、管轄の水道局にお申し込みください。
【警報器の交換と一酸化炭素の検査】
期限切れ防止のため、ガス警報器を交換します。一酸化炭素警報器も設置されている場合は併せて交換を行います。室内の空気で給気するタイプの給湯器(FE式)の場合は一酸化炭素の点検も実施します。お湯を出して、排気が出ている間の煙突周りの空気を調べます。
【書類の確認と器具・ガスメーターのご案内】
全ての点検が終わりましたら、ガスの点検結果票にお客様のサインを頂きます。ご記入いただいた書類の確認、ガス料金のご案内、お支払い方法の確認を行い、口座振替やクレジットカード支払いの申込用紙と返信用封筒をお渡しします。
※ご記入いただいた口座振替・クレジットカード支払いの用紙は個人情報のため、弊社社員がお預かりすることはできません。返信用封筒にてご返信いただくようお願いいたします。
また、ガス器具の使い方や警報器の注意点、緊急時の連絡先と対応方法についてもご説明いたしますので、わからないことがあればお気軽にご質問ください!
ここまでが入居時のガス点検の内容です。供給開始時点検は事前にご予約が必要です。お引越し直後からすぐお湯が使えるように、新たに入居される際は開栓を希望される一週間前までにご予約をお願いいたします。
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