2025.08.22
地震の時も焦らずに動けるように!ガスと上手につきあう防災豆知識
こんにちは!最近カムチャッカ半島沖地震によって津波警報が発令され、特に太平洋側地域にお住いの方々は大変な思いをされたかと思います。被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
日本は大陸プレートの関係で地震が発生しやすい地域です。もしも大きな地震が起こったときに慌てず対応できるようにLPガスの災害時対応の基本をお伝えします。
地震が起きた時に気を付けていただきたいこと
① 地震を感じたら、まず火を消す!
地震の怖さは揺れそのものだけではありません。危険なのはガス漏れによる二次災害の火災です。ガス器具を使っているときは、揺れを感じた瞬間に火を消してください。「火を消す」は命を守る第一歩です。ただし立って歩くのも難しいほどの大きな揺れのときは、無理に動かず机の下や壁際で身を守り、揺れが収まってから火元を必ず確認しましょう。熱い鍋やヤカンの中身がこぼれてやけどや引火などの事故も起こり得ます。
② ガス栓・ガス容器のバルブは全て閉める!
避難する際は必ずガス栓と屋外のガス容器のバルブを閉めましょう。ガス栓はガス器具の近くにある器具栓とガスメーター付近に設置されている元栓の2種類です。器具栓はガス器具1つに対して1つ設置されているため閉め忘れのないようご注意ください。下の写真がガス容器のバルブです。ガス漏れは目に見えません。一度漏れれば、小さな火花や静電気でも引火の危険があります。ガス栓・ガス容器のバルブを閉めることは、自宅と家族を守るために必要な作業です。
③ 再点火は安全確認ができてから!
揺れが収まったら、ガス臭がしないか、シューという音がしないか、配管や器具が破損していないかなど、まずガス器具やガス設備の安全確認をしましょう。ガス臭や異音があれば絶対に火をつけず、電気に触れず、窓を開けて換気した上でガス会社へ連絡しましょう。
④番外編 マイコンメーターの役割
ガスメーターには、震度5相当の大きな揺れを検知した場合に自動でガスの供給を止める機能が備わっています。止まったガスを再度使用するには安全を確認した上でメーターの復帰操作が必要です。メーターの復帰操作の際はガスの供給会社へご連絡ください。当社のガスを利用しているお客様で担当営業所の連絡先がわからない場合は、▶ご相談窓口のページをご確認ください。
マイコンメーターには、地震以外にもさまざまな災害に対応した機能がありますので、▶LPガス使用上の注意点のページも合わせてご確認ください。
まとめ
地震を感じたらすぐに火を消すこと。避難する際はすべてのガス栓・ガス容器のバルブを閉め、ガス漏れしないようにすること。地震が収まったらガス器具・ガス設備の安全確認を行うこと。これら3項目が大切です。地震が来ても焦らないように今から準備を始めましょう。